「さんおう」と「ざんおう」と「さんのう」という言葉
今回は、「残桜」という単語を見かけたので、「ざんおう」という言葉を集めようと思いましたが、数が少なかったので、「さんおう」と「さんのう」という言葉も一緒に集めてみました。
さんおう
【三王】
《連声 (れんじょう) で「さんのう」とも》中国古代の三人の聖王。夏 (か) の禹 (う) 王、殷 (いん) の湯王、周の文王(または武王)。
引用元
「さんのう」「やまおう」「やまお」とも読むこの「三王」は、現在では社名や苗字としても使われているそうです。
【山鶯】
1 山にすむ野生のウグイス。
2 ヤマルリソウの別名。
引用元
この「山鶯」という言葉は、「さんおう」と打っても出てきたのでこちらに記載することにしましたが、鳥の名前だけでなく、 植物の別名の意味も含まれているので、使い方に少々迷う単語だなと思いました。
ざんおう
【残桜】
散り残った桜。また、遅咲きで、春が過ぎても咲いている桜。残花。《季 春》
引用元
日本で桜といえば、春を知らせてくれる花木の1つです。
4月も終わろうとしているこの時期にいくつ桜が咲いているかわかりませんが、それを調べてみるのも面白いかもしれません。
【残鶯】
春が過ぎてもまだ鳴いているうぐいす。夏うぐいす。老鶯。《季 夏》
引用元
「うぐいす」といえば春の季語なのだそうですが、この「残鶯」の場合は、夏の季語として分類されるそうです。
さんのう
【三農】
《「周礼」天官・大宰の「三農九穀を生ず」から》平地で行う農業(平地農)、山地で行う農業(山農)、川沢で行う農業(沢農)のこと。
引用元
上記における「三農」は、農業を行う3種類の場所を説明していますが、現在中国で社会問題になっているといわれる「三農問題」の「三農」は意味が異なっており、「農業問題」「農村問題」「農民問題」のことを示しているそうです。
【山王】
《「さんおう」の連声 (れんじょう) 》
東京都千代田区にある日枝 (ひえ) 神社の異称。
引用元
この「山王」は、地名の他に、苗字や会社名としても使われているようです。
その他の「さんおう」と「さんのう」
他にも苗字や地名などで使われている「さんおう」と「さんのう」いう単語は以下の通りです。
さんおう
- 三櫻
- 三桜
- 産能
さんのう
- 山納
- 三納
- 参納
- 讃納
まとめ
今回は「さんおう」と「ざんおう」と「さんのう」という言葉をまとめてみましたが、桜やうぐいすのような春に関する単語もあったで、4月中にまとめられて良かったです。